『Webマーケティング/広告戦略のセオリー』を読みました

『Webプロフェッショナルのための黄金則 Webマーケティング/広告戦略のセオリー』

書評はあまりやらないようにしていたのですが、やっぱり記録として残しておこうかなと最近は思うようになったので、しばらく試してみます。

『Webプロフェッショナルのための黄金則 Webマーケティング/広告戦略のセオリー』を読みました。住太陽氏が監修しています。

王道の話がきちんとまとまっているという印象でした。現場の実務で必要になるような細かいノウハウやテクニック的なことはあまり書かれていません。それを期待すると肩すかしを食らうと思います。

「Webマーケティング」という大きな範疇の世界の中で、長期的な戦略としてどう向かっていけばいいのかという本質的なところが書かれています。ウェブ戦略の教科書のようなものか。セオリーの本。SEO/SEMやソーシャルメディアへの接し方、メルマガ、PPC、ECサイト運営などについて「あたりまえのことが丁寧にまとめられている」本。

(僕もそうですが)どうしても「目新しい何かを得るために」と本を買うときに意気込んだりしますが、こういう本も大切です。たしかに、読んでいて「うん、そうですよね、そのとおりですよね」という話が続くのですが、じゃあそれをどれだけ実践できるのか/できているのかと聞かれれば、答えに詰まってしまうもの。それを改めて考えさせられる本でした。ちょっと「翻訳しました」感を感じましたけど。

新しくWeb担当者になったばかりという人や、ECサイトに取り組み始めたりWebサービスを運営したりしている人にふさわしい本だと思います。

Webプロフェッショナルのための黄金則 Webマーケティング/広告戦略のセオリー
Catherine Seda 著、森本眞吾 訳、住太陽 監修
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