コカコーラのお茶「一(はじめ)」というブランド・ネームは、必要なんだろうか

家の近くのスーパーに、「茶花(ちゃか)」というペットボトルのお茶の新製品が並んでいました。これ実は、コカコーラの「一(はじめ)」のブランドのラインナップなんですね。

いま、お茶「一(はじめ)」のラインナップに何があるかといえば、「茶織」とこの「茶花」です。「茶織」が出てきたときにも思ったのですが、「一(はじめ)」というブランド・ファミリーのネーム(という言い方でいいんだろうか)って、もういらなくないですか?

頭についている「一」を取って、単に「茶織」「茶花」じゃ駄目なんだろうか、と。

そんなに遠くない昔に「一(はじめ)」というファミリーネームだけのお茶がありましたが、男性的なイメージのネーミングだと思ったんですね。そこに「一 茶織」が出てきて、「茶織」は「さおり」と読むので「(男性的イメージ)&(女性的イメージ)」と、すごく違和感があるなあと思っていました。

そこに、あの伊右衛門への敵意むき出しの「綾鷹」が登場して、「一」ブランドはフェードアウト?かと思っていたら、「茶花」が登場。でも、写真のとおり、ブランド・ファミリーの「一」はどことなく申し訳なさそうに収まっている感じで、影が薄いです(「茶花」の文字の左肩に、目立たなく金色で「一」)。

コカコーラは、ペットボトルの茶系飲料のブランドはなぜか複数抱えていて、現在は「綾鷹」「一」「爽健美茶」「茶流彩彩」となっています。これに、変化球の「からだ巡茶」や「ラブボディ」なんてのも。ペットボトルのお茶の市場ってそんなに幅広かったっけと思いますが、「綾鷹」が苦戦しているように見えるいま、そもそもそんなに多岐にわたって種類を増やさなくてもと思ったりします。

きっと市場調査はちゃんとしてるのでしょうけれど。