嘘を嘘と見分ける力

3/6に始まったYahoo! JAPANのCGM系サービス「ワイワイマップ」で、いまだマップランキングの1位に居座っているのが、サービス開始日に作成された「全国ヤブ医者マップ~こんなトコ二度と来るか!~」というテーマのマップ。

全国ヤブ医者マップ~こんなトコ二度と来るか!~ – ワイワイマップ – Yahoo!地図情報

ときどきチェックして推移を見守っているのですが、Yahoo!に削除されることもなく、訴訟問題に発展することなく(今のところ)、4/22の時点で146のスポット(ここでは病院)が登録され、20万近くのアクセスを集めています。悪評や中傷が中心のコンテンツだけに、盛り上がりやすいのでしょう。

これまで、この手のコンテンツを排出していた代表格の「2ちゃんねる」と違う点は、匿名ではなく「Yahoo! ID」を持った上で書き込みされているところ。投稿者がどのような人か、辿ろうと思えば辿ることも可能なわけです。ただ、実際にはスポットを登録しているユーザーは匿名性を保ったままのものが多いのですが。

このようなCGM系のサービスがより普及してくると、「その情報がどこまで本当なのか、どこまで信用したらいいのか」を、ユーザーが判断しなければならないケースが確実に増えます。ユーザーがどこまで賢くなるのかわかりませんが、徐々に「嘘を嘘と見分ける力」のレベルが上がるほど、ただの腹いせの中傷や見せかけだけの口コミは、「No」と判断されていくんじゃないかなと思うのです。

「全国ヤブ医者マップ」につけられたコメントを読んで、ユーザーはそんなに馬鹿じゃないよなと思いながら、ケーススタディとして、このマップの推移をウォッチしていきたいと思います。