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Web マーケティング ROI Day レポート - パネルディスカッション「時代は PR2.0 へ」

11/9 に東京ビッグサイトで行われたカンファレンス「Web マーケティング ROI Day」のレポート第3弾、パネルディスカッション「時代は PR2.0 へ」の模様です。

時事通信の湯川鶴章氏、マイネット・ジャパンの上原仁氏、ケンコーコムの中郁乃氏の3氏と、モデレーターはニューズ・ツー・ユーの神原弥奈子氏によるパネルディスカッション。期せずしてニューズ・ツー・ユーのセッションを3つすべて聞いたことになるのですが、レポートはこのディスカッションのものを取り上げます。

大きな話題としては(確か)二つ。

  • SEO について
  • ソーシャルメディアとは

まず SEO について、各氏各社の具体的な事例が取り上げられました。特に、ケンコーコムの中氏は、これまでのアクセス状況(ページビュー)の推移とその内訳(検索経由なのか直接アクセスなのかなど)を公開して解説したり、ASP を介さない独自アフィリエイトシステムを導入した背景などを述べていました。SEO 的には被リンクの要素はやはり大きく、そこにいち早く手を打っていく姿勢と真剣さはやはり EC サイトならではです。

ソーシャルメディアの話題では、上原氏のマイネットジャパンが運営する newsing をはじめ、はてなブックマークや Google News 等のサービスに対して、「ニュース業界としてはコンテンツを自由に使われて困った問題(湯川氏)」としながらも、一個人として湯川氏は非常に楽しく利用している、と。また湯川氏は、広告費の減少もあって新聞各社がデジタルメディア事業部の設立など対策に大きく乗り出していることにも触れていました。

二つ前のニューズ・ツー・ユーのセッションでも出てきた事項ですが、「パーマリンク」の問題がマスメディアのサイトにはあるため(一定期間が過ぎると、ニュースのページはアーカイブから削除されてしまう)、現状としてはソーシャルブックマークサービスや多くのブログといったソーシャルメディアが、情報として多く利用されアクセスされていると言えます。この状況に、マスメディアがどう対応していくのかが今後は大きく問われていくでしょう。神原氏が「情報を出す、情報を流通させる、この両方が大切」と述べていたのには同感です。

ソーシャルメディアの今後として、上原氏は「ソーシャルメディアは今後プラットフォームになり、人でフィルタリングして情報を得るようになるだろう」と見解を述べていました。また湯川氏は「企業サイトは自社メディアになり、その先にはコミュニティになるだろう」と述べていました。

「PR2.0」というキーワードについては、ニューズ・ツー・ユーの神原弥奈子氏の周りで遊びで考えたとのことですが、その前のセッションでも出てきた「PR2.0 のルール」というものが状況をコンパクトにまとめています。

  • 企業ウェブサイトは自社メディアへ
  • 企業ニュースがロングテール化している
  • リリースと SEO は親和性が高い
  • ネットはアーカイブ性。パーマリンクが重要
  • すべての人がスポークスマン

どれも当たり前ながら上手くまとめていると思いますが、僕がこの中でも重要だと感じるのは「企業ウェブサイトは自社メディアへ」と「すべての人がスポークスマン」でしょうか。僕が会社の枠内でこのブログを書いているのは、企業サイトからだけでは伝えきれないものを伝えることができると思っているからです。もちろんそこには個人的な見解も含まれますし、誤字脱字もときには混じり、フランクな文体にもなるでしょう。それでも、企業サイトの向こう側、このブログの向こう側にいる人たちとよりつながることができ、自社やサービスやソリューションをより理解してもらえるのであれば、それは成功だと考えるのです。

このセッションを通じて、そのようなことを感じています。

いちしま泰樹

いちしま泰樹

株式会社真摯 代表取締役、Webマーケティング・コンサルタント。マーケティング視点とデータの根拠を軸としたWebビジネスの改善を支援しています。本名、市嶋泰樹。

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お客様と真摯に向き合い、伴走するコンサルティング会社。マーケティング視点(Marketing)とデータの根拠(Analytics)を元に、Webサイトの改善と集客施策の改善、ビジネスプロセスの改善の3つを支援します。

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