ネットショッピング利用者の11%がアフィリエイト経由で商品購入を経験

ネットショッピング市場の成熟と、CGMの貢献

富士通総研が、ネットショッピングの利用動向を分析した調査レポート「インターネットショッピング2006」を発表しています。2001年、2004年に続いて、3回目の調査とのことです。

2001年、2004年の結果と比較して、今回の調査結果では、

  • 1年間のネットショッピング利用回数は、平均11.4回(増加傾向)
  • 1回あたり利用金額は、平均9,068円(減少傾向)

となっており、富士通総研は「ネットショッピング市場は拡大を続けているが、その成長スピードは以前と比べてかなり落ちている」としています。インターネットが普及して10数年ほど経つので、土壌が固まってきた、という感じでしょうか。ただし、成長し続けていることは確かです。

また、購入した商品では、「書籍・雑誌」「衣類・靴・バッグ・アクセサリー」「音楽CD・ビデオ・DVD」の3つのカテゴリーが上位を占めていますが、そのうち「書籍・雑誌」と「音楽CD・ビデオ・DVD」では、ダントツでAmazonがシェアを占めていますね。「品揃えや在庫状況」「送料・配送条件」などが購買理由となっていますが、ロングテール部分の商品を多く抱えるAmazonだけに、強いです。

もうひとつ気になるポイントとしては、

  • ネットショップの情報源で、検索エンジンのシェアが減少傾向
  • アフィリエイト経由での購買経験が11.2%、購買に至らないまでもリンク先のページを見たのが44.6%

と、ブログをはじめとしたCGM (Consumer Generated Media:ユーザー発信型メディア)が市場に大きく関わっていることが窺えます。特に、この調査ではアフィリエイトに関して「アフィリエイトと気がつかずに(アフィリエイトというものを知らずに)購買に至った」という数字は含まれていないと思いますので、貢献度はもう少し高いのかもしれません。少なくとも「11.2% + 44.6% = 55.8%」の人が、アフィリエイトのリンクをクリックしたことがある、と答えているのは注目です。

個人的ネットショッピング状況

僕も、ネットショッピングはよく利用しますが、やはりAmazonで書籍やCDを購入するのが多いです。数えていませんが、年10~20回ほど利用していると思います。特にAmazonは、

  • 利用する
  • キャンペーンで1か月後?にAmazonギフト券が送られてくる
  • Amazonギフト券の期限はそれほど長くないので、ついついカートに入れている本やCDのいくつかを買ってしまう
  • またギフト券が送られてくる

という恐ろしいサイクルにハマってしまっています。こうなると、基本的に意識は「Amazon以外は考えられない」状態ですね。

もちろん、普段購読しているブログで紹介されている本やCDも、気に入れば購入することもあります。服はネットで買ったことはありませんが、食品や水などはときどき利用しています。

メディアの取り上げ方の違い

余談ですが、INTERNET WatchとJapan.internet.comがそれぞれ記事で取り上げていますが、見出しのニュアンスが違います。

INTERNET Watchの記事の見出しでは、一見するとネガティブな印象を受けるのではないでしょうか。捉え方ひとつで記事全体の印象が変わってしまう興味深い例でした。

なお、INTERNET Watchの記事には、調査レポートの有料版でしかわからないはずのグラフが掲載されています(7月7日現在)。